ひきこもりと学校での傷つき体験

今日は2023年に発表された論文の内容を紹介したいと思います。

和久田先生ら(子ども発達科学研究所)は、学校での傷つき体験とその後のメンタルヘルスやひきこもりとの関連性を調べました。結果、学校での傷つき体験は、成人期のメンタルヘルスとひきこもりの両方に関連していることが分かりました。学校での傷つき体験のうち、教師からの被害よりもいじめの被害の方が影響力が大きいことが示唆されています。

この研究からいえることは、学校での傷つき体験がひきこもりのリスク要因となる(=その可能性を高める)ということです。実際、とらいあんぐるカンパニオの利用者の中には、学校でのいじめ被害の影響が成人後も続いており、今の生活機能が低下している方もいらっしゃいます。ひきもり支援で著名な斎藤環先生は「いじめPTSD」という言葉を使い、多くの人がいじめやハラスメントでひきもりになっていると著書の中で指摘しています。

ひきこもり支援において、学校での傷つき体験や職場でのハラスメントの影響の有無をきちんと確認し、その影響を軽減させるお手伝いをすることは大切な支援の一つだといえるでしょう。



とらいあんぐるカンパニオ

~生きづらさを抱えながらも、何とかなると思える自分に~

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